研修会スケジュール

令和6年度 電顕技術研修会について

2024年03月25日

超顕微解析研究センターでは、毎年電子顕微鏡の技術研修会を行っております。
当センターをご利用される方は、手引き・基礎コースの研修会受講を以って当センターの利用条件を満たすこととします。
その上でさらにもう一歩進んだ応用コースも開催予定ですので、各自の研究テーマ、装置利用計画に合わせて受講されることをお勧めいたします。

令和6年度 電顕研修会年間スケジュール  クリック

(1) 手引き・基礎コース
当センターを初めてご利用される方は全員受講下さい。
手引きでは、当センターの利用にあたり規則・利用方法・料金支払い等についての説明や施設(装置)見学を、基礎コースでは、電子顕微鏡の原理、基本的な知識、基本操作等についての講義と実習を行います。
この研修会を受講されることによって、当センターで電子顕微鏡のご利用が可能となります。
操作ミスや事故を防ぐため、はじめのうちは必ず研究室の先輩等の熟達者が付き添いのもと装置をご利用ください。 それが難しい方は事前にご相談ください。

【手引き・基礎コース講義】
主な内容:当センターの利用の仕方、電子顕微鏡の基礎知識、取り扱い方
・テキストは事前にファイル共有システムを使って配布します。
・基本的には対面で行います。(状況によりオンライン形式)
・スケジュール(下記)に従った3時間程度(午前中)の内容となります。

【実習】
主な内容:試料の取り扱い、電顕の基本操作、観察と撮影の方法
・スケジュール(下記)に従った1日(6時間程度)の内容となります。
・1回の実習は最大4名までとします。
・実習を希望するコースをお申込みください。
(TEMコース or SEM(SEM/FIB利用希望者)コース)
 また、実際に使用する装置がお決まりの場合はお知らせください。

電顕研修(TEM・SEM法) 手引き・基礎コース
令和6年度版
日程内容 時間 研修内容 場所
1日目
受講者
全員
講義 9:00-
12:00
施設見学・センター利用の手引き(9:00-9:55)
 超高圧電子顕微鏡・超顕微解析研究センター各装置の見学
 超顕微解析研究センター 施設の紹介・利用について
講義(10:00-12:00)
・基礎コース 
 ・光学顕微鏡と電子顕微鏡/TEMの性能と使用例
 ・フィラメントの種類と輝度・干渉性 等
 ・TEMの原理と構造/物質による電子の散乱・回折
 ・TEM基本操作/軸調整/焦点合わせ/視野探し倍率設定
  制限視野回折/対物絞り/像観察・撮影/真空排気 等
都度案内します。
受講人数により
センター外の部屋を使います。
2日目
以降

複数グループで順次
実習
TEM
10:00-
12:00
センター利用の手引き、TEMの装置紹介、基本説明、注意事項
真空度の確認、試料ホルダーの取り扱い、試料の装着と試料ホルダーの挿入
TEMの基本的操作(ビーム出し、各種ノブの操作、明るさ、ビームシフト、
倍率、フォーカス、像と回折の切り替え、その他)
CE21棟 112号室
(JEM-2100HC 他)
13:00-
17:00
照射系軸合せ(電子線のセンターリング、絞りのセンターリング)
結像系軸合せ(電圧軸調整)、非点補正、カメラの使用方法
明視野像、 電子回折図形の取得
試料ホルダーの取り出し、TEM終了操作等
実習
SEM
10:00-
12:00
センター利用の手引き、SEMの紹介装置、基本説明、注意事項
試料の準備、SEMと光顕の比較
SEMの試料作製の手順紹介、試料取り付け
CE21棟 104号室
(Ultra55 他)
13:00-
17:00
SEMの基本操作、軸調整、非点補正、検出器の選択
試料による観察条件の選択、画像の取得
試料の取り出し、終了操作

令和6年度 手引・基礎コース 実施日程 【全員必須】

参加申請フォーム

 問い合わせ先 : kensyukai【at】hvem.kyushu-u.ac.jp



(2)応用コース

基礎コース習得程度の知識・技量を有し、各自の研究課題に関して電顕法での研究方針がある程度定まっている学生・研究者を対象としたステップアップコースです。

令和6年度 応用コース 実施日程 各コースの詳細

※応用コースは日程が確定次第、申し込めるようになります(それぞれの約1か月前)

①STEM(5月)
②超高圧電顕 
③分析TEM法
④FIBによる試料作製法
⑤電子回折とその解析
⑥分析SEM法
⑦高分解能電顕法
⑧STEM(10月)

ご不明な点がございましたら下記のアドレスまでお問い合わせください。

研修会専用アドレス : kensyukai【at】hvem.kyushu-u.ac.jp

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